衣料品のタグとはどんなものか?
衣料品を購入する8割のお客様は商品の「値札タグ」を見るという結果が出ています。ではこの「値札タグ」とはいったいどんなものなのでしょうか?今回は「値札タグ」の歴史、記載内容についてご紹介をさせていただきます。
値札タグの歴史をご紹介
19世紀後半までの小売店では、定価という概念が基本的には存在していませんでした。そのため、お客様と店員間で直接価格交渉を行うことで取引を行っていました。しかしそれと同時に、お客様ごとに異なった代金を徴収するのはおかしいのではないか?という考えが生まれ、1870年に価格差別を無くす取組として値札タグが導入されました。また、値札タグを導入することで交渉でのテクニックが不必要となり新人教育が大幅に短縮されたといわれています。
また、1962年には国内にあるシール状のものを手動で張るハンドラベラーをサトーホールディングス株式会社が世界で初めて開発したといわれています。その後、現在では電子タグによる赤外線によるタグも増え確実に精算する仕組みへと変わったり、ブランド毎のオリジナルのタグにすることで商品価値を高めるブランディングツールへと変わってきています。
では値札タグにはどのようなことが記載されているのでしょうか?
衣料品では主に5つの内容がタグに明記されています。
1.サイズ:S、M、Lなど商品毎の大きさが記載
2.価格:品の値段(税込または税抜)が記載
3.素材:ウール、絹、綿 など主要素材が記載
4.ブランド:ブランド名が記載
5.原産国:日本、アメリカ、中国 など原産国が記載
お客様は上記の5つの内容をもとに、「この服はきれるのか?」「長く持つのか?」といった情報を頭に入れることで、購入検討への材料としています。また、購入後も自宅でタグの内容確認をする方も多いそうです。
このようなことから、商品(特に衣料品)を販売する上で、値札タグを分かりやすい位置に表示させることは売上に直結する可能性があるのでは?と思います。商品販売戦略の一環として是非本記事を参考にしてもらえたらと思います。
また、当社で提供するiPadレジ NEXPO(ネクスポ)でも勿論タグ(商品名・色・原産国 など)を表示させることができます。